社員と同じ仕事で賃金も同額に!パートタイム労働法の改正

厚生労働省は、次期通常国会で、パートタイム労働法の改正案を提出する予定である。これまでのパートタイム労働者は、①正社員と仕事内容が同じ ②人事異動がある ③契約期間の定めがない の①~③をすべて満たしたパートタイム労働者に対して、正社員と同じ賃金、福利厚生、研修等を実施しなければならない。今回の改正は、

③の契約期間の定めの有無が無くなる。そうなると、有期契約のパートタイム労働者も、正社員と同じ内容の仕事をしている場合は、同じ水準の賃金を支給しなければならない。但し、②の人事異動の有無はそのまま残る予定だ。但し、正社員もパートタイム労働者も人事異動が無ければ、パートタイム労働法には抵触しないが、社会通念上どうかは微妙かも知れない。いずれにしても、できる事ならば、①仕事の内容や②人事異動について、正社員とパートタイム労働者の違いを明確にする必要が今後の課題であろう。

 

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